単利の公式は です。これは、利息が過去の利息ではなく、元の元本に対してだけ計算されるときに、支払う利息や受け取る利息がいくらになるかを表します。
を元本、 を小数で表した利率、 を時間とすると、
となります。
この式で求められるのは利息だけです。利息を含めた合計金額も求めたい場合は、元本を足し戻します。
このモデルを使うのは、問題文に単利と書かれている場合だけです。利息が残高に組み込まれ、その増えた残高に対して次の利息が計算されるなら、それは複利です。
の意味
は元本で、借りた金額や投資した元の金額です。
は利率を小数で表したものです。たとえば、 です。
は時間です。 が年利なら、 は年で表さなければなりません。
この条件は重要です。たとえば、年利で か月と与えられたら、 ではなく とします。
単利の公式が成り立つ理由
単利では、計算のもとになる金額が変わりません。各期間の利息は毎回同じ元本から計算されるので、利息は一定の割合で増えていきます。
そのため、増え方は線形です。時間が2倍になれば利息も2倍になります。利率が半分になれば、利息も半分になります。
例題: を で か月
元本が 、年単利の利率が 、時間が か月のローンを考えます。
まず、利率を小数にし、時間を年に直します。
次に、公式に代入します。
したがって、利息は です。
支払総額を求めるには、元本を足します。
つまり、 か月後の単利は 、合計金額は です。
単利でよくあるミス
パーセントのまま使ってしまう
では、利率は小数でなければなりません。 の代わりに を使うと、答えが 倍大きくなってしまいます。
時間の単位を混ぜてしまう
利率が年単位なら、時間も年でそろえる必要があります。利率が月単位なら、時間も月で表します。単位は一致していなければなりません。
複利の問題にこの公式を使ってしまう
単利は元の元本だけを使います。複利は残高が変化していくので、 ではその状況を表せません。
単利の公式を使う場面
単利は、金融の入門問題、一部の短期ローン、そして契約で利息が単利だと明記されている場合に出てきます。
実際の多くの預金口座やローンでは、利息は複利で計算されます。したがって、 を使う前に、思い込みではなく条件を確認しましょう。
設定の最終チェック
計算を終える前に、次を確認しましょう。
- 利率は小数で書かれているか。
- 利率と時間の単位はそろっているか。
- 問題文に本当に単利と書かれているか。
これらがすべて「はい」なら、設定はたいてい正しいです。
似た問題に挑戦
、(年利)、 か月として、自分で解いてみましょう。まず利息を求め、そのあと合計金額を求めます。比較すると理解しやすいので、同じ条件で複利でも解いてみて、なぜ答えが変わるのかを確かめてみてください。