BODMAS(PEMDASとも呼ばれます)は、式の中に複数の演算が混ざっているときに、どの順番で計算するかを示すルールです。まず括弧内を計算し、次に累乗、その後に掛け算と割り算を左から右へ、最後に足し算と引き算を左から右へ進めます。

よくある間違いは、「掛け算は必ず割り算より先」「足し算は必ず引き算より先」と考えてしまうことです。実際にはそうではありません。それぞれの組は同じ優先順位なので、左から右へ処理します。

BODMAS と PEMDAS の意味

これらの文字は、少し語彙が違うだけで同じ構造を表しています。

  1. BB または PP: Brackets または Parentheses(括弧)
  2. OO または EE: Orders または Exponents(累乗)
  3. DDMM: Division と Multiplication(割り算と掛け算)
  4. AASS: Addition と Subtraction(足し算と引き算)

これは別々のルールではありません。同じ演算の順序を覚えるための、2つの語呂合わせです。

演算の順序のしくみ

まず、ひとまとまりになっている部分を簡単にします。累乗があれば、その次に計算します。その後、掛け算と割り算を左から現れる順に処理します。最後に、足し算と引き算をやはり左から計算します。

括弧が入れ子になっている場合は、いちばん内側から始めます。分数線も項をひとまとまりにするので、分子と分母はそれぞれ簡単にするまでまとめて扱います。

BODMAS の計算例

次を計算します。

3018/3×(2+1)+2330 - 18 / 3 \times (2 + 1) + 2^3

まず括弧を計算します。

3018/3×3+2330 - 18 / 3 \times 3 + 2^3

次に累乗を計算します。

3018/3×3+830 - 18 / 3 \times 3 + 8

続いて、割り算と掛け算を左から右へ行います。この式では、左に先に現れるので割り算が先です。

306×3+830 - 6 \times 3 + 8

次に掛け算をします。

3018+830 - 18 + 8

最後に、足し算と引き算を左から右へ計算します。

12+8=2012 + 8 = 20

したがって、この式の値は 2020 です。

よくある BODMAS の間違い

割り算が掛け算より先だと思ってしまう

20/5×220 / 5 \times 2 では、左から見て先に現れる演算が割り算なので、まず割ります。結果は

4×2=84 \times 2 = 8

であり、20/10=220 / 10 = 2 ではありません。

足し算が引き算より先だと思ってしまう

103+110 - 3 + 1 では、左から右へ計算します。

103=7,7+1=810 - 3 = 7,\quad 7 + 1 = 8

書き直しの段階を省いてしまう

演算の順序のミスの多くは、難しい数学のミスではありません。式の構造のミスです。各段階のあとに式を書き直すと、符号、累乗、まとまりのある項を正しい位置に保ちやすくなります。

演算の順序が使われる場面

このルールは、1つの式の中に複数の演算が混ざっているときに重要です。学校の算数や数学、代数、表計算ソフトの数式、電卓入力、多くの科学の公式などがこれに含まれます。

条件は単純です。演算の種類が1つしかないなら、このルールはあまり重要ではありません。異なる種類の演算が一緒に現れ、1つの一貫した解釈が必要なときに重要になります。

似た問題に挑戦

次を解いてみましょう。

24/4×(3+2)3224 / 4 \times (3 + 2) - 3^2

各段階を新しい行に書き、掛け算・割り算の段階で左から右のルールを守れているか確認してください。よい自己チェックの方法は、最終答えだけでなく途中の式どうしを比べることです。

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