BODMAS(PEMDASとも呼ばれます)は、式の中に複数の演算が混ざっているときに、どの順番で計算するかを示すルールです。まず括弧内を計算し、次に累乗、その後に掛け算と割り算を左から右へ、最後に足し算と引き算を左から右へ進めます。
よくある間違いは、「掛け算は必ず割り算より先」「足し算は必ず引き算より先」と考えてしまうことです。実際にはそうではありません。それぞれの組は同じ優先順位なので、左から右へ処理します。
BODMAS と PEMDAS の意味
これらの文字は、少し語彙が違うだけで同じ構造を表しています。
- または : Brackets または Parentheses(括弧)
- または : Orders または Exponents(累乗)
- と : Division と Multiplication(割り算と掛け算)
- と : Addition と Subtraction(足し算と引き算)
これは別々のルールではありません。同じ演算の順序を覚えるための、2つの語呂合わせです。
演算の順序のしくみ
まず、ひとまとまりになっている部分を簡単にします。累乗があれば、その次に計算します。その後、掛け算と割り算を左から現れる順に処理します。最後に、足し算と引き算をやはり左から計算します。
括弧が入れ子になっている場合は、いちばん内側から始めます。分数線も項をひとまとまりにするので、分子と分母はそれぞれ簡単にするまでまとめて扱います。
BODMAS の計算例
次を計算します。
まず括弧を計算します。
次に累乗を計算します。
続いて、割り算と掛け算を左から右へ行います。この式では、左に先に現れるので割り算が先です。
次に掛け算をします。
最後に、足し算と引き算を左から右へ計算します。
したがって、この式の値は です。
よくある BODMAS の間違い
割り算が掛け算より先だと思ってしまう
では、左から見て先に現れる演算が割り算なので、まず割ります。結果は
であり、 ではありません。
足し算が引き算より先だと思ってしまう
では、左から右へ計算します。
書き直しの段階を省いてしまう
演算の順序のミスの多くは、難しい数学のミスではありません。式の構造のミスです。各段階のあとに式を書き直すと、符号、累乗、まとまりのある項を正しい位置に保ちやすくなります。
演算の順序が使われる場面
このルールは、1つの式の中に複数の演算が混ざっているときに重要です。学校の算数や数学、代数、表計算ソフトの数式、電卓入力、多くの科学の公式などがこれに含まれます。
条件は単純です。演算の種類が1つしかないなら、このルールはあまり重要ではありません。異なる種類の演算が一緒に現れ、1つの一貫した解釈が必要なときに重要になります。
似た問題に挑戦
次を解いてみましょう。
各段階を新しい行に書き、掛け算・割り算の段階で左から右のルールを守れているか確認してください。よい自己チェックの方法は、最終答えだけでなく途中の式どうしを比べることです。