単位あたりの割合(単位率)とは、ある量が別の量のちょうど 単位あたりでどれだけあるかを表すものです。たとえば、りんごが ポンドで ドルなら、単位あたりの割合は ポンドあたりの値段を表します。
単位あたりの割合を求めるには、 にしたい数量で割ります。りんごの例では、ドルをポンドで割ります。
これは、「 あたり」の形がいちばん比べやすいからです。
単位あたりの割合(単位率)とは?
割合(rate) は、マイルと時間、ドルとポンドのように、単位の異なる2つの量を比べるものです。単位あたりの割合(unit rate) は、その比較を、一方の量が になるように書き直したものです。
つまり、
これは、2つ目の量の「 あたり」の答えがほしいときの形です。2つ目の量は ではいけません。 で割ることは定義されていないからです。
したがって、
となり、単位あたりの割合は ポンドあたり ドルです。
単位あたりの割合が比較を速くする理由
単位あたりの割合を使うと、わかりにくい比較を共通の形にそろえられます。たとえば、「 ポンドで ドル」と「 ポンドで ドル」を比べる代わりに、 ポンドあたりの値段を直接比べられます。
同じ考え方は、速さ、賃金、燃料の使用量、商品の価格にも出てきます。車なら時速、働く人なら時給、店なら1オンスあたりの価格で表すことがあります。
例題:どちらのノートパックがお得?
ある店ではノート 冊を ドルで売っていて、別の店では 冊を ドルで売っているとします。1冊あたりで見ると、どちらが安いでしょうか。
それぞれの店について、ノート 冊あたりの値段を求めます。
そして、
これで比較ははっきりします。 冊あたり ドルは 冊あたり ドルより安いので、2つ目の店のほうがお得です。
これは、多くの単位あたりの割合の文章題で使う基本パターンです。各選択肢を「 個あたりの値段」「 時間あたりの距離」などの「 あたり」の形に直してから比べます。
単位あたりの割合の求め方
- 比べる2つの量とその単位を確認する。
- どちらの量を、もう一方の あたりで表すか決める。
- にしたい量で割る。
- 答えに単位をつけたままにする。
- 結果がその場面に合っているか確かめる。
時速を求めるなら、マイルを時間で割ります。1ポンドあたりのドルを求めるなら、ドルをポンドで割ります。どちらを上に書くかは、問題文の言い方で決まります。
単位あたりの割合の問題でよくあるミス
順序を逆にしてしまう
問題が「1冊あたり何ドルか」を聞いているなら、答えはドル ÷ ノートの形でなければなりません。ノート ÷ ドルにすると、意味が変わってしまいます。
単位を書かない
数だけでは十分ではありません。結果が でも、それが1冊あたり ドルなのか、時速 マイルなのか、まったく別のものなのかはわかりません。
合計だけを比べてしまう
合計金額が大きいからといって、必ずしも損とは限りません。比べる前に、 個あたりや 単位あたりの値段を求める必要があります。
間違った量で割ってしまう
分母は、 にしたい量と一致していなければなりません。「1時間あたり」なら時間で割り、「1ポンドあたり」ならポンドで割ります。
単位あたりの割合はどこで使う?
単位あたりの割合は、買い物、旅行、賃金、レシピ、スポーツの記録、科学などで使われます。特に、2つの選択肢のパッケージの大きさや時間の長さが違うときに役立ちます。
また、単位変換とも自然につながっています。単位をていねいに追えば、立てた式が問題の意味に合っているかを確認できます。
似た問題に挑戦してみよう
食料品、燃料、時給などで、自分でも同じような問題を作ってみましょう。それぞれを 単位あたりの割合に書き直してから、結果を比べます。ほかの身近な数学も学びたいなら、比例 の似た問題も見てみましょう。