単位あたりの割合(単位率)とは、ある量が別の量のちょうど 11 単位あたりでどれだけあるかを表すものです。たとえば、りんごが 33 ポンドで 1212 ドルなら、単位あたりの割合は 11 ポンドあたりの値段を表します。

単位あたりの割合を求めるには、11 にしたい数量で割ります。りんごの例では、ドルをポンドで割ります。

12 dollars3 pounds=4 dollars per pound\frac{12 \text{ dollars}}{3 \text{ pounds}} = 4 \text{ dollars per pound}

これは、「11 あたり」の形がいちばん比べやすいからです。

単位あたりの割合(単位率)とは?

割合(rate) は、マイルと時間、ドルとポンドのように、単位の異なる2つの量を比べるものです。単位あたりの割合(unit rate) は、その比較を、一方の量が 11 になるように書き直したものです。

つまり、

unit rate=first quantitysecond quantity\text{unit rate} = \frac{\text{first quantity}}{\text{second quantity}}

これは、2つ目の量の「11 あたり」の答えがほしいときの形です。2つ目の量は 00 ではいけません。00 で割ることは定義されていないからです。

したがって、

12 dollars3 pounds=4 dollars1 pound\frac{12 \text{ dollars}}{3 \text{ pounds}} = \frac{4 \text{ dollars}}{1 \text{ pound}}

となり、単位あたりの割合は 11 ポンドあたり 44 ドルです。

単位あたりの割合が比較を速くする理由

単位あたりの割合を使うと、わかりにくい比較を共通の形にそろえられます。たとえば、「33 ポンドで 1212 ドル」と「44 ポンドで 1515 ドル」を比べる代わりに、11 ポンドあたりの値段を直接比べられます。

同じ考え方は、速さ、賃金、燃料の使用量、商品の価格にも出てきます。車なら時速、働く人なら時給、店なら1オンスあたりの価格で表すことがあります。

例題:どちらのノートパックがお得?

ある店ではノート 33 冊を 1212 ドルで売っていて、別の店では 55 冊を 1818 ドルで売っているとします。1冊あたりで見ると、どちらが安いでしょうか。

それぞれの店について、ノート 11 冊あたりの値段を求めます。

12 dollars3 notebooks=4 dollars per notebook\frac{12 \text{ dollars}}{3 \text{ notebooks}} = 4 \text{ dollars per notebook}

そして、

18 dollars5 notebooks=3.6 dollars per notebook\frac{18 \text{ dollars}}{5 \text{ notebooks}} = 3.6 \text{ dollars per notebook}

これで比較ははっきりします。11 冊あたり 3.63.6 ドルは 11 冊あたり 44 ドルより安いので、2つ目の店のほうがお得です。

これは、多くの単位あたりの割合の文章題で使う基本パターンです。各選択肢を「11 個あたりの値段」「11 時間あたりの距離」などの「11 あたり」の形に直してから比べます。

単位あたりの割合の求め方

  1. 比べる2つの量とその単位を確認する。
  2. どちらの量を、もう一方の 11 あたりで表すか決める。
  3. 11 にしたい量で割る。
  4. 答えに単位をつけたままにする。
  5. 結果がその場面に合っているか確かめる。

時速を求めるなら、マイルを時間で割ります。1ポンドあたりのドルを求めるなら、ドルをポンドで割ります。どちらを上に書くかは、問題文の言い方で決まります。

単位あたりの割合の問題でよくあるミス

順序を逆にしてしまう

問題が「1冊あたり何ドルか」を聞いているなら、答えはドル ÷ ノートの形でなければなりません。ノート ÷ ドルにすると、意味が変わってしまいます。

単位を書かない

数だけでは十分ではありません。結果が 44 でも、それが1冊あたり 44 ドルなのか、時速 44 マイルなのか、まったく別のものなのかはわかりません。

合計だけを比べてしまう

合計金額が大きいからといって、必ずしも損とは限りません。比べる前に、11 個あたりや 11 単位あたりの値段を求める必要があります。

間違った量で割ってしまう

分母は、11 にしたい量と一致していなければなりません。「1時間あたり」なら時間で割り、「1ポンドあたり」ならポンドで割ります。

単位あたりの割合はどこで使う?

単位あたりの割合は、買い物、旅行、賃金、レシピ、スポーツの記録、科学などで使われます。特に、2つの選択肢のパッケージの大きさや時間の長さが違うときに役立ちます。

また、単位変換とも自然につながっています。単位をていねいに追えば、立てた式が問題の意味に合っているかを確認できます。

似た問題に挑戦してみよう

食料品、燃料、時給などで、自分でも同じような問題を作ってみましょう。それぞれを 11 単位あたりの割合に書き直してから、結果を比べます。ほかの身近な数学も学びたいなら、比例 の似た問題も見てみましょう。

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