筆算のわり算は、ある整数を別の整数で手計算で割るための、手順を追った方法です。筆算のやり方を知りたいなら、くり返す型は「わる、かける、ひく、下ろす」です。
この流れがつかめると、ほとんどの筆算の問題は、位取りとていねいな引き算の練習になります。
- わる。
- かける。
- ひく。
- 下ろす。
筆算のわり算とは
筆算のわり算は、大きな割り算を小さく扱いやすい部分に分ける方法です。商全体を一度に求めるのではなく、わられる数のその時点の部分に、わる数が何回入るかを考えます。
そのため、いつも最初の1けただけから始めるとは限りません。わる数のほうがそのけたより大きければ、次のけたも合わせて考えます。
筆算のわり算の手順
- わる数が入る、わられる数のいちばん左の部分を見ます。
- その部分の上に商の数字を書きます。
- その商の数字にわる数をかけます。
- その積を下に書いて引き算します。
- 次の数字を下ろします。
- 数字がなくなるまでくり返します。
最後の引き算の結果が でなければ、残った数があまりです。
例題:
を求めます。
左から見ます。 は には入らないので、最初の2けたである を使います。
1. わる
は に1回入るので、商に を書きます。
2. かける
の下に を書きます。
3. ひく
この段階で残る数は です。
4. 下ろす
次の数字である を下ろして、 にします。
5. くり返す
は に3回入るので、最初の商の数字のとなりに を書きます。
次に、もう一度かけて引きます。
もう下ろす数字はないので、割り算は終わりです。
答えの確かめ方
商にわる数をかけます。
積がもとのわられる数と一致するので、商は正しいとわかります。
あまりがあるときは、次の式を使います。
たとえば、 あまり です。なぜなら、 だからです。
よくあるミス
使うけたが少なすぎる
わる数が今見ているけたより大きいなら、まだ割ってはいけません。次のけたも使います。 で だけから始めるのは、 は に入らないので誤りです。
商の数字の位置をまちがえる
商の各数字は、今使ったわられる数の部分の最後のけたの上にそろえて書きます。位置がずれると、そのあとの計算もずれやすくなります。
次の数字を下ろし忘れる
引き算のたびに、わられる数にまだ次の数字が残っているかを確認します。残っているなら、止まる前にその数字を下ろします。
筆算のわり算を使う場面
筆算のわり算は、わる数が2けた以上のとき、考え方をはっきり示したいとき、または正確な商とあまりが必要なときに役立ちます。
同じしくみは、小数の割り算や、いくつかの分数を小数に直すときにも役立ちます。書き方は少し変わりますが、「わる、かける、ひく、下ろす」という型は同じです。
似た問題に挑戦
で自分でもやってみましょう。まずは手で解いて、そのあとかけ算で確かめます。
もう一歩進めるなら、 のようなあまりのある問題にも挑戦し、 で確かめてみましょう。