筆算のわり算は、ある整数を別の整数で手計算で割るための、手順を追った方法です。筆算のやり方を知りたいなら、くり返す型は「わる、かける、ひく、下ろす」です。

この流れがつかめると、ほとんどの筆算の問題は、位取りとていねいな引き算の練習になります。

  1. わる。
  2. かける。
  3. ひく。
  4. 下ろす。

筆算のわり算とは

筆算のわり算は、大きな割り算を小さく扱いやすい部分に分ける方法です。商全体を一度に求めるのではなく、わられる数のその時点の部分に、わる数が何回入るかを考えます。

そのため、いつも最初の1けただけから始めるとは限りません。わる数のほうがそのけたより大きければ、次のけたも合わせて考えます。

筆算のわり算の手順

  1. わる数が入る、わられる数のいちばん左の部分を見ます。
  2. その部分の上に商の数字を書きます。
  3. その商の数字にわる数をかけます。
  4. その積を下に書いて引き算します。
  5. 次の数字を下ろします。
  6. 数字がなくなるまでくり返します。

最後の引き算の結果が 00 でなければ、残った数があまりです。

例題: 156÷12156 \div 12

156÷12156 \div 12 を求めます。

左から見ます。121211 には入らないので、最初の2けたである 1515 を使います。

1. わる

12121515 に1回入るので、商に 11 を書きます。

2. かける

1×12=121 \times 12 = 12

1515 の下に 1212 を書きます。

3. ひく

1512=315 - 12 = 3

この段階で残る数は 33 です。

4. 下ろす

次の数字である 66 を下ろして、3636 にします。

5. くり返す

12123636 に3回入るので、最初の商の数字のとなりに 33 を書きます。

次に、もう一度かけて引きます。

3×12=363 \times 12 = 36 3636=036 - 36 = 0

もう下ろす数字はないので、割り算は終わりです。

156÷12=13156 \div 12 = 13

答えの確かめ方

商にわる数をかけます。

13×12=15613 \times 12 = 156

積がもとのわられる数と一致するので、商は正しいとわかります。

あまりがあるときは、次の式を使います。

dividend=divisor×quotient+remainder\text{dividend} = \text{divisor} \times \text{quotient} + \text{remainder}

たとえば、157÷12=13157 \div 12 = 13 あまり 11 です。なぜなら、12×13+1=15712 \times 13 + 1 = 157 だからです。

よくあるミス

使うけたが少なすぎる

わる数が今見ているけたより大きいなら、まだ割ってはいけません。次のけたも使います。156÷12156 \div 1211 だけから始めるのは、121211 に入らないので誤りです。

商の数字の位置をまちがえる

商の各数字は、今使ったわられる数の部分の最後のけたの上にそろえて書きます。位置がずれると、そのあとの計算もずれやすくなります。

次の数字を下ろし忘れる

引き算のたびに、わられる数にまだ次の数字が残っているかを確認します。残っているなら、止まる前にその数字を下ろします。

筆算のわり算を使う場面

筆算のわり算は、わる数が2けた以上のとき、考え方をはっきり示したいとき、または正確な商とあまりが必要なときに役立ちます。

同じしくみは、小数の割り算や、いくつかの分数を小数に直すときにも役立ちます。書き方は少し変わりますが、「わる、かける、ひく、下ろす」という型は同じです。

似た問題に挑戦

168÷14168 \div 14 で自分でもやってみましょう。まずは手で解いて、そのあとかけ算で確かめます。

もう一歩進めるなら、173÷12173 \div 12 のようなあまりのある問題にも挑戦し、12×q+r12 \times q + r で確かめてみましょう。

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