華氏を摂氏に変換するには、 を引いてから を掛けます。
この公式は、 や のような実際の温度の値に使います。手早いやり方だけを覚えたいなら、順序が重要です。先に引いて、そのあとで掛けます。
公式が2つの部分から成る理由
華氏と摂氏は同じ物理量を表しますが、単純な比では対応しません。ゼロ点も1度の大きさも異なります。
はゼロ点のずれを補正します。たとえば、水は で凍りますが、摂氏では なので、目盛はずれています。
係数 は1度の大きさの違いを補正します。 の温度変化は、 の温度変化に対応します。
計算例: を摂氏に変換
を摂氏に変換します。
まず公式を書きます。
を代入します。
かっこの中を計算します。
次に掛け算をします。
したがって、
これは、 がよく知られた室温の目安なので、覚えておくと便利です。結果がこのあたりとかけ離れているなら、計算の順序をもう一度確認しましょう。
すぐ確認できる基準点
変換結果が妥当かを確かめるには、次の2つの基準点が役立ちます。
もし が 以外になったなら、計算ミスか手順の順序に問題があります。
華氏から摂氏への変換でよくある間違い
32を引く前に掛けてしまう
順序は重要です。必ず先に を計算します。先に掛けると、答えは間違います。
ただの比例変換だと思ってしまう
この変換は、メートルをセンチメートルに直すのとは違います。2つの目盛には、ずれと倍率の両方があります。
温度差にも同じ公式を使ってしまう
問題が実際の温度の値ではなく温度差についてなら、 を引いてはいけません。その場合は、
途中で早く丸めすぎる
もとの華氏の値がきれいな数でないときは、最後まで数桁残しておきます。途中で丸めると、最終的な摂氏の値が思った以上にずれることがあります。
この公式を使う場面
華氏から摂氏への変換は、天気予報、料理、医療、旅行、実験などでよく出てきます。特に、温度が一方の単位で与えられているのに、文脈や教科書、機器がもう一方の単位を前提にしているときに便利です。
物理では、変換しているのが実際の温度の値なのか、温度差なのか、絶対温度なのかを確認することが大切です。式でケルビンが必要なら、摂氏で止めずにケルビンへ変換します。
似た問題をやってみる
同じ手順で と を変換し、暑い日と涼しい日という感覚と答えを比べてみましょう。そのあと、逆向きの摂氏から華氏への変換にも挑戦し、ずれの項がどちら側に移るかを確認してみてください。