方位角とは、北を基準にして時計回りに測った角度で表す方向のことです。学校数学や基本的なナビゲーションで使われる3桁の表し方では、角度を3桁で書きます。たとえば、東は 、南は 、西は です。
これは、ほとんどの方位角の問題の基本となる考え方です。北から始めて時計回りに回し、進む方向の線や2点を結ぶ線に達したところで止めます。
3桁の方位角の意味
学校数学やナビゲーションで一般的に使われる方位角は、全円方位の方式です。
を北から時計回りに測ります。
したがって、
- または は北
- は東
- は南
- は西
となります。
たとえば、方位角 は、北から時計回りに の方向を意味します。方位角 は、北から時計回りに回して になった方向、つまり南を過ぎた方向です。
方位角の測り方・かき方
毎回、次の順番で行います。
- 出発点を示す。
- その点に北の線を引く、または確認する。
- 北から時計回りに測る。
- 角度を3桁で書く。
出発点は重要です。 から見た の方位角は、 ではなく で測ります。
例題:逆方位
船が港 からブイ へ、方位角 で進むとします。 から見た の方位角を求めなさい。
これは逆方位です。全円方位では、反対向きの方向は同じ一直線上で逆を向くので、必ず だけ違います。
なので、 を足します。
したがって、 から見た の方位角は
です。
もとの方位角が 未満なら を足します。 以上なら、代わりに を引きます。
よくある方位角をイメージする簡単な方法
いくつかの方位角は、ふつうの言い方に直すと理解しやすくなります。
- は「北から東へ 」
- は「東から南へ 」
- は「北から西へ 」
これはあくまでイメージをつかむための補助です。正式な方位角は、北から時計回りに測った3桁の角度で表します。
方位角でよくあるミス
北ではなく東から測ってしまう
問題に特別な指示がない限り、方位角は横軸からではなく北から測ります。標準的な方位角の問題では、北から始めます。
逆向きに回してしまう
3桁の方位角は時計回りに測ります。反時計回りに測ると、違う方向になってしまいます。
3桁で書くのを忘れる
ではなく と書きます。角度の値は同じでも、3桁で書くことが表記の一部です。
出発点を取り違える
から見た の方位角と、 から見た の方位角は同じではありません。全円方位では、向きを逆にすると方位角は 変わります。
方位角が使われる場面
方位角は、地図の読図、海上航法、航空、測量、そして方向に関する幾何の問題で使われます。特に、「だいたい北東」のようなあいまいな表現ではなく、1つの角度で方向をはっきり伝えたいときに便利です。
学校数学では、方位角は三角形や三角比と組み合わせて出題されることがよくあります。方向と1つまたは2つの距離が分かれば、未知の辺や角を求め始めることができます。
似た問題に挑戦
点 は、点 から見て方位角 の位置にあります。 から見た の方位角を求めなさい。
2点をスケッチし、それぞれに北の線を引いて、答えが同じ一直線上を逆向きにたどっているか確認しましょう。この簡単な図で、方位角のミスの多くを防げます。