ニュートンの第2法則は、物体の加速度が、その物体に働く合力と質量によって決まることを表します。初学者向けの物理でよく扱う質量一定の状況では、その関係は次のようになります。
これは、合力が大きくなるほど加速度が大きくなり、質量が大きくなるほど加速度が小さくなることを意味します。加速度の向きは合力の向きと同じです。
シミュレーターで を確かめよう
力または質量を1つずつ変えて、加速度がどう変わるか見てみましょう。質量を固定すると、加速度は力に比例して変化します。力を固定すると、加速度は質量に反比例して変化します。
ニュートンの第2法則が になるとき
ニュートンの第2法則の最も一般的な表し方は、合力が運動量の時間変化率に等しいというものです。
質量 が一定なら、運動量は なので、これは次の形に簡単になります。
この質量一定の形が、多くの学生が最初に学ぶ式であり、このウィジェットでも扱っている形です。質量が変化する場合は、 だけで全てを説明できるとは限りません。
例題:4 kg の台車に 12 N の力
質量 の台車に、右向きに の合力が働いているとします。質量が一定なら、
したがって、台車は右向きに で加速します。同じ台車に働く力が だけなら、加速度は に下がります。力が のままで、質量が に増えても、加速度はやはり です。ここで大切なのは、力は加速度を大きくし、質量はその変化に対して抵抗するという点です。
スライダーを動かすときに注目すること
ただ数値が大きいか小さいかだけを見ないでください。大事なのは、その関係そのものです。
- 力が変わると、加速度は比例して変わる。
- 質量が変わると、加速度は反比例して変わる。
- 合力が 0 なら、物体がすでに動いていても加速度は 0 になる。
最後の点は重要です。ニュートンの第2法則が結びつけているのは、力と加速度であって、力と速度ではありません。
似た力と質量のケースを試してみよう
1つの変数を固定して、自分でも試してみましょう。まず質量を一定にしたまま力を2倍にします。次にリセットして、力を一定にしたまま質量を2倍にします。ウィジェットを見る前に新しい加速度を予想できれば、法則を暗記するのではなく理解して使えているということです。