百分率の求め方を使うと、割合の問題で足りない値、つまり部分・全体・百分率のいずれかを見つけられます。多くの割合の問題は1つの関係式にまとめられるので、どの量がどれに当たるかを見分ければ、計算はたいてい簡単です。
まず最初に、次の3つの量を確認します。
- part: 注目している量
- whole: その部分がもとになっている全体の量
- rate: 百分率で、式では小数で表す
基本となる式は
であり、
です。
3つのうち2つの値がわかれば、残りの1つを求められます。
百分率の問題の種類
多くの割合の問題は、次のどれかの形に当てはまります。
- の はいくつですか。
- は の何パーセントですか。
- はある数の です。その数はいくつですか。
どれも同じ式から成り立っています。違うのは、どの量が未知数かだけです。
部分がわからないときは掛け算をします。全体がわからないときは、部分を割合で割ります。百分率がわからないときは、部分を全体で割って、その結果をパーセントに直します。
百分率の公式
求めたいものに応じて、次の形を使います。
全体と百分率がわかっているときは、
部分と全体がわかっているときは、
この式では が必要です。
部分と百分率がわかっているときは、
この式では が必要です。
例題: は何の数の ですか
ここでは部分が 、百分率が です。全体がわかっていません。
まず、百分率を小数に直します。
次に、
を使います。
代入すると、
となります。
したがって、全体は です。
逆にたどって確かめると、
となります。
この確認は大切です。割合のミスは、部分と全体を取り違えることで起こることが多いからです。
割合の問題で全体を見分ける方法
全体とは、百分率をかける前のもとになる量です。「15 は 60 の です」という文では、 が 60 に対して使われているので、全体は です。
文章題では、全体は元の値段、品物の総数、満点、人口の合計などであることがよくあります。文の意味がはっきりしないときは、「何の何パーセントか」と考えてみてください。その答えがたいてい全体です。
よくある百分率のミス
よくあるミスの1つは、式の中で の代わりに を使ってしまうことです。掛け算や割り算の式では、 の形で扱わない限り、割合は小数で表す必要があります。
もう1つのミスは、部分と全体を混同することです。これを逆にすると、「何パーセントですか」という問題の答えが大きすぎたり小さすぎたりします。
3つ目のミスは、分母の条件を忘れることです。式 は、全体が でないときにしか使えません。
百分率の求め方が使われる場面
この考え方は、値引き、税金やチップの計算、テストの得点、家計や財務のまとめ、増減率の問題などで使われます。言い方が変わっても、構造は部分・割合・全体のままです。
だからこそ、割合の問題は別々のコツを暗記するより、何が未知なのかを見分けるようになると、ずっと解きやすくなります。
自分でもやってみよう
次の問題を考えてみましょう。 は の何パーセントですか。
まず、
を使います。
そのあと、答えが妥当かどうかを確認してください。 は の4分の1なので、答えは より小さく、 に近いはずです。