座標幾何は、点を座標平面上に置き、代数を使って直線や図形を調べる数学の分野です。点は と書き、 は横の位置、 は縦の位置を表します。これらの座標から、傾き、距離、中点、直線の方程式を求められます。
基本の考え方はシンプルです。図形を座標で表せば、幾何の問題は計算の問題になります。そのため、座標幾何は代数、幾何、グラフを使う問題でよく使われます。
座標幾何の基本:点・傾き・距離・中点
座標平面には、互いに垂直な2本の軸があります。 軸と 軸です。たとえば という点は、原点から右に 、下に 移動した位置を表します。
2点が与えられたとき、主に次の量を求められます。
これは のときだけ使えます。 なら直線は垂直で、傾きは定義されません。
これは平面上の2点の間の直線距離を表します。
これは両端点のちょうど真ん中の点を表します。
直線が垂直でなければ、点傾き形式で方程式を書けます。
なぜ座標幾何が成り立つのか
座標幾何が便利なのは、横方向と縦方向の変化を読み取りやすいからです。 の変化は、左右にどれだけ動いたかを表します。 の変化は、上下にどれだけ動いたかを表します。
傾きはこの2つの変化を比べたものです。距離はそれらを1つの直線の長さにまとめたものです。中点は平均をとって中心を求めます。問いは違っても、どれも同じ2つの座標から求められます。
例題:傾き・距離・中点・直線の方程式を求める
点 と を考えます。
まず傾きを求めます。
したがって、この直線は右に 進むごとに上に 上がります。
次に距離を求めます。
次に中点を求めます。
最後に、この2点を通る直線の方程式を書きます。傾きは なので、 を使って点傾き形式にすると、
これを整理すると、
となります。
このように、1組の点から、直線の急さ、線分の長さ、両端点の中点、そしてその2点を通る直線の方程式がわかります。
座標幾何でよくあるミス
よくあるミスの1つは、引き算の順序を混ぜてしまうことです。傾きの分子で を使うなら、分母でも同じ順序で を使わなければなりません。
もう1つのミスは、垂直な直線の傾きを としてしまうことです。傾きが なのは水平な直線です。垂直な直線は分母が になるので、傾きは定義されません。
また、距離の公式では最後に平方根が必要なことを忘れがちです。平方根をつけなければ、求めたのは ではなく です。
さらに、すべての直線を の形にしようとするのもよくあることです。この形が使えるのは垂直でない直線だけです。垂直な直線は、ある定数 を使って と書かなければなりません。
座標幾何はいつ使うのか
座標幾何は、学校の幾何、代数、グラフ、解析的な証明、初歩の物理で登場します。特に、図を座標で表したほうが考えやすくなるときに役立ちます。
典型的な使い方としては、点が一直線上にあるかを確かめること、格子上の図形の辺の長さを求めること、距離や傾きを使って三角形が直角三角形であることを示すこと、直線や円の方程式を書くことなどがあります。
似た座標幾何の問題に挑戦しよう
別の2点を選んで、傾き、距離、中点、直線の方程式を求めてみましょう。もし2点の 座標が同じなら、解き方がどう変わるかに注目してください。傾きは定義されず、直線の方程式は垂直な形になります。
さらに一歩進めるなら、新しい2点で同じ種類の問題を解き、そのあと Distance Formula や How to Find Slope と見比べてみましょう。公式とグラフが同じ内容を表しているかを確かめる、実用的な方法です。