2進数から10進数への変換とは、底が の数を底が の数に書き換えることです。考え方はシンプルで、2進数の各桁はその位の の累乗を含めるかどうかを表します。 ならその位の値を含め、 なら含めません。
たとえば、 は に等しくなります。これは を含み、 は含まず、 を含み、 を含むからです。
2進数の位の値が10進数に変わるしくみ
2進数は底が 2 の数体系なので、位の値は の累乗ではなく の累乗になります。右から左へ、各位は次のようになります。
つまり、最初のいくつかの位の値は次の通りです。
桁が ならその位の値を数えます。桁が なら数えません。
2進数から10進数への変換のルール
各桁が の2進数を考え、各 が または であるとすると、10進数での値は次のようになります。
変換するのにこの式を覚える必要はありませんが、考え方をはっきり示しています。2進数とは、 の累乗を使った位取りにすぎません。
例題: を変換する
右端から始めると、位の値は です。
次に、 が付いている値だけを残します。
したがって、10進数での値は
となります。手早く確認したいなら、左から「 が1つ、 が1つ、 が0個、 が0個、 が1つ」と読んでみましょう。
この方法が成り立つ理由
10進数では、 は次の意味です。
2進数でも仕組みは同じで、使うのが の累乗になるだけです。
構造はまったく同じです。変わるのは底だけです。
2進数から10進数への変換でよくあるミス
- の累乗ではなく の累乗を使ってしまうこと。2進数の位の値は です。
- 指数を確認せずに左から位を数えてしまうこと。いちばん安全なのは、右端を として始める方法です。
- のような数を2進数だと思ってしまうこと。有効な2進数の桁は と だけです。
- 先頭の 0 は値を変えないことを忘れること。たとえば、 と はどちらも です。
2進数から10進数への変換が使われる場面
2進数から10進数への変換は、コンピュータが値をどのように保存しているかを読み取るときに出てきます。基礎的なコンピュータサイエンス、デジタル回路、データ表現、さらに権限、フラグ、メモリ値のようなビットベースの設定でも使われます。
ハードウェアを直接扱わないとしても、2進数の位取りを理解すると、数の仕組みがずっとわかりやすくなります。
似た変換をやってみよう
を10進数に変換してみましょう。まず位の値を書き、そのあと に対応する の累乗だけを足します。この習慣だけで、変換ミスの多くを防げます。