導関数計算機は、関数 の を、通常は について求めます。元の関数が注目している点で微分可能なら、その導関数はその点での瞬間変化率を表し、接線の傾きでもあります。
便利なのは、ただ速く答えを得ることだけではありません。入力した関数の構造と出力が合っているか、また導関数が元の条件のもとで妥当かを確かめられることです。
導関数計算機でわかること
関数 に対して、計算機は通常次を返します。
この出力は、簡単な形に整理されていたり、因数分解されていたり、展開されていたりします。これらの形は、代数的に同値であればどれも正しい可能性があります。
たとえば、計算機は
を
に変換するかもしれません。
もっと複雑な入力では、計算機が複数のルールを同時に使うこともあります。だからこそ、結果を見る前に外側の構造を見分けることが役立ちます。
導関数計算機の結果を確かめる方法
多くの導関数の問題は、少数の基本的な構造に分けられます。
- のようなべき
- のような和または差
- のような積
- のような商
- のような合成関数
式が合成関数なら、答えのどこかに連鎖律が現れるはずです。積なら、簡単に整理する前は通常2項の和から始まります。商なら、分母が2乗になることがよくあります。こうした形の確認は、問題全体を最初から解き直すより速くできます。
例題: の導関数
次の導関数を求めます。
これは合成関数です。外側の関数は「何かを3乗する」で、内側の関数は です。したがって、連鎖律を使います。
まず外側を微分し、内側の式はそのまま残します。
次に内側の式を微分します。
それぞれを掛け合わせます。
導関数計算機は を返すかもしれませんし、多項式を展開した形を返すかもしれません。どちらの形でも問題ありません。大事なのは、出力に内側の導関数 が含まれていることです。含まれていなければ、連鎖律の手順が抜けています。
導関数計算機を使うときによくある間違い
よくある間違いの1つは、関数をあいまいに入力することです。括弧は重要です。 と は同じ式ではありません。
もう1つの間違いは、見た目が違う答えを誤りだと思い込むことです。計算機は因数分解した形を返し、自分は展開した形を書くこともありますし、計算機は整理していても自分は整理していないこともあります。
3つ目の間違いは、元の関数の条件を無視することです。たとえば、商の形の関数は分母が 0 になる点で成り立たないことがありますし、角や尖点をもつ関数はその点で微分可能ではありません。
導関数計算機が特に役立つ場面
宿題の確認、手計算した導関数の検算、同値な形の比較、または繰り返しの多い代数計算を速く進めたいときに役立ちます。特に、1つの問題で複数のルールが組み合わさる場合には、小さな連鎖律のミスや符号ミスを手計算で見落としやすいため、とても有用です。
また、導関数が変化率を表す応用場面、たとえば運動、最適化、曲線の解析でも役立ちます。ただし、そのような場面では導関数は出発点にすぎません。結果が元の問題で何を意味するのかは、自分で解釈する必要があります。
次は似た導関数を試してみよう
まず を手で微分してみましょう。そのあと導関数計算機で結果を確かめ、出力に積の微分法らしい2項の構造が現れているか見てみてください。少し難しい次の問題としては、 を試し、積の微分法と連鎖律の両方が現れるか確認してみましょう。