岩石は 火成岩堆積岩変成岩 の3種類に分けられます。最も簡単な見分け方は、色ではなく、その岩石がどのようにできたかを考えることです。

火成岩は、溶けた物質が冷えてできる岩石です。堆積岩は、粒子、殻、または水に溶けていた鉱物がたまり、固まってできます。変成岩は、もともとあった岩石が、固体のまま熱や圧力によって変化してできる岩石です。

岩石の3つの種類とは?

火成岩は冷えたマグマや溶岩からできる

火成岩は、地下のマグマや地表の溶岩が冷えて固まることでできます。ゆっくり冷えると、鉱物が成長する時間が長いため、ふつうは大きな結晶ができます。速く冷えると、結晶は非常に小さくなるのが一般的です。

花こう岩は、ゆっくり冷えたマグマからできる代表的な火成岩です。玄武岩も火成岩ですが、こちらはふつう、もっと速く冷えた溶岩からできます。

堆積岩はたまった物質からできる

堆積岩は、物質が集まり、時間をかけて岩石へと変わることでできます。その物質は、砕けた岩石の破片、生物の遺骸、あるいは水から沈殿した鉱物であることがあります。

砂岩は、砂ほどの大きさの粒子が圧縮され、さらに膠結してできます。石灰岩は、殻を多く含む物質からできることもあれば、適切な条件のもとで方解石のような鉱物が水から析出してできることもあります。

変成岩は古い岩石が変化してできる

変成岩は、すでに存在していた岩石が、熱、圧力、または化学的に活性な流体によって変化してできる岩石です。ただし、完全に溶けることはありません。変成作用の間も岩石は固体のままであり、鉱物や組織は変化することがあります。

大理石は、石灰岩が変成してできる岩石です。粘板岩は、頁岩がより高い圧力と温度を受けることでできることがあります。

具体例で確認:花こう岩・砂岩・大理石

花こう岩、砂岩、大理石の3つの岩石を与えられたとします。

花こう岩は、溶けた物質がゆっくり冷え、目に見える結晶が発達したため 火成岩 です。砂岩は、堆積した砂粒がその後に圧縮され、膠結してできたため 堆積岩 です。大理石は、もとは石灰岩で、それが液体になることなく後から熱と圧力で変化したため 変成岩 です。

この例がうまくいくのは、岩石を でき方の履歴 で分けているからであり、色や硬さのような表面の特徴1つだけで分けているわけではないからです。1つだけ覚えるなら、このルールを覚えてください。岩石の種類は、その岩石をつくった過程で決まります。

火成岩・堆積岩・変成岩の見分け方

手早く使える目安が必要なら、次の手がかりを注意して使いましょう。

  • 火成岩には、かみ合った結晶が見られることが多い
  • 堆積岩には、層、粒、化石が見られることが多い
  • 変成岩には、再結晶、縞状構造、または一定方向に並んだ鉱物が見られることが多い

ただし、これらは手がかりであって、絶対的な法則ではありません。風化によって組織が見えにくくなることもありますし、見た目だけでは成り立ちがはっきり分からない岩石もあります。

岩石の種類を学ぶときによくある間違い

間違い1:色を主な判定基準にする

色は試料の特徴を説明する助けにはなりますが、それだけで信頼できる分類基準にはなりません。まったく異なる種類の岩石でも、似た色をしていることがあります。

間違い2:変成岩は溶けた岩石だと思う

岩石が溶けてから固まったなら、新しくできた岩石は火成岩です。変成作用とは、もとの岩石が固体のまま変化することを意味します。

間違い3:すべての堆積岩は砕けた破片からできると思う

多くの堆積岩は砕屑性で、破片からできます。しかし、水に溶けていた鉱物が化学的に沈殿してできるものもあり、生物のはたらきが強く関わるものもあります。

間違い4:組織の手がかりを絶対視する

目に見える結晶、層構造、縞状構造は役立つ手がかりですが、それだけででき方の履歴に代わるものではありません。手がかりは、もっともらしい形成過程と一致するときに最も強い根拠になります。

岩石の分類はどこで使われるのか

岩石の3分類は、地質学、地球科学、建設、環境学で重要です。これにより科学者は、地形の成り立ち、化石がどのように保存されるか、鉱物がどこに分布するか、そして異なる物質が熱・応力・風化に対してなぜ異なる反応を示すのかを説明できます。

また、鉱物、結晶構造、組成が岩石のでき方や新しい条件での変化のしかたに影響するため、化学とも関係しています。

似た組み合わせで分類してみよう

玄武岩、石灰岩、大理石という、よく知られた3つの例で自分でも試してみましょう。それぞれについて「何色か?」ではなく、「どんな過程でできたか?」と考えてください。この1つの習慣だけで、岩石の分類はずっと使いやすくなり、混同もしにくくなります。

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